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絶景

2018/09/03
 富山県黒部市に、黒部渓谷鉄道という路線が走っています。もともとは黒部川電源開発のための資材運搬用鉄道で、旅客を乗せる際、過去の切符には生命の保障はしない旨の注意書きが書いてあったほど、深い渓谷部にある鉄道です。現在では安全性が格段に上がり、電源開発のための職員の移動手段としてはもちろん、秋の時季は紅葉などの絶景が見られるポイントとして、鉄道ファンのみならず大きな注目を浴びている観光コースです。
  黒部渓谷鉄道沿線には宿泊施設もあります。しかし、施設を運営するための資材をそろえられる店がその周辺にはありません。そのため、この列車を使いわざわざ市内まで買い付けに行きます。何をするにも時間とコストがかかってしまうのだそうです。そんな沿線にある施設のご主人が「不便な場所にこそ絶景がある」といった旨の話をされていました。なんでもかんでも便利になりつつある世の中、苦労をしないことにより感動が薄れたり、または簡単に出来るようになりすぎて、感動そのものがなくなったりすることもあるのではと感じ、非常に心に残った言葉でした。
  さて、12月の徳目は「忍辱持久(にんにくじきゅう)」、「根気強く取り組もう」です。育児の中にも根気強く取り組むからこそ見られる景色があるはずです。私たちも、これまでの保育を振り返り、子どもたちそれぞれに合わせながら学年が上がるまでに身に付けさせたいことを再度精選し、根気強く取り組んで参ります。
  昔は、辞典や図鑑を使って物事を調べるのが面倒で、よく人に聞いてすませていた根気のない私ですが、今ではネットの力を駆使し、自分で色々調べられるようになりました…と、根気強くなったのか結局何も変わってないのかイマイチよくわかりません。(2015.12)

「土台」と「建物」

2018/05/25
 「劇的ビフォーアフター」という住宅リフォーム番組をご存じでしょうか?私にとってお気に入りの番組の一つです。特に狭小住宅のリフォームの時は、建築士はいったいどんなアイディアで、狭い空間を、過ごしやすい素敵な空間へと変えるのかとワクワクしながら見ています。そして最後には、いつも素敵な家が完成するのですが、毎回と言っていいほど番組内で話題となることがあります。それは「土台」です。取り上げられる建物の中には、土台がしっかりと造られておらず、補強をせざるをえない状況になっているものもあります。どんなに見た目が素敵な家でも土台がしっかりしていないと長持ちしないのだなと改めて感じます。
 さて、12月の徳目は「忍辱持久(にんにくじきゅう)」、「根気強く取り組もう」です。時に人間も「土台」と「建物」の例えで語られることがあります。明照ではその土台を「心の成長」と「基本的生活習慣の確立」とし、その上に建物である「知識」や「技能」があると考えています。知識技能はその発達が解りやすいものであるのに対し、「心の成長」と「基本的生活習慣の確立」は解りづらく、それ故見過ごされることもあります。しかし、継続的に「知識・技能」を習得するためには、学びたいと思う「心の成長」、学習環境を整えるための「基本的生活習慣の確立」といった土台は、なくてはならないものであると考えます。そして、人間の「土台」の発達は「建物」より根気のいるものです。子どもたちの更なる成長のために、保護者の皆様と共に根気強く取り組んでいけたらと思います。

 土台だけに普段より「かたい」話になりました。(2014.12)