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光明

2018/10/17
 一人暮らしをしていた頃、部屋が殺風景だったので、室内で育てられる小さいひまわりを7つ購入したことがあります。日中は留守にすると部屋が暗くなってしまうので、窓の桟に置くことにしました。すると、ひまわりは光を求め、7つとも窓側を向いて伸びていきました。せっかく、味気ない部屋を少しでも変化させるために購入したのにこれでは逆に惨めになると思い、ある日から、水を与える時に「こっちを向け~」と念じるようにしました。すると数日後、7つのうち3つがこちらを向きかけていることに気づき、正に念じれば花が開くんだなと感動したことがあります。しかし後に、ひまわりは必ず太陽の方向を向くとは限らないことを知りました。「念ずれば花開く」なんて少し格好良いことを考えていたことに恥ずかしくなり、軽くショックを受けたのを覚えています。

 一方で、ひまわりを部屋側に向けさせて喜んでいた頃のことをよくよく振り返ってみると、その当時悩んでいたことや仕事でうまくいかなかったことが、少しずつ解決に向かっていたことにも気づきました。前向きな言動をすることが周りの環境を良い方向へ変える力もあるんだと、実感した瞬間でもありました。
  さて、3月の徳目は「智慧希望(ちえきぼう)」「希望をもち、楽しく暮らそう」という意味です。どんな環境にあっても全てのものに光を見い出す力を仏教の言葉で「智慧」と言います。楽しく暮らすためには希望をもつことが大切で、希望をもつためには、どんな状況からでも前向きになれる力が必要です。子ども達は進級や進学を控え、期待に胸を膨らませる反面、不安に感じることや思い通りにいかないこともあると思います。それでも、希望に満ち溢れた新年度を迎えられるよう、職員一同大事にお子様達と過ごしていきたいと思います。(2016.3)

「A君」と「B君」

2018/05/31
 こんなお話があります。「2千円を持っているA君と,1万円を持っているB君がいました。2人で向かったお店には2千円と5千円と1万円の三つの商品があります。A君は2千円の商品しか買えませんでしたが,B君は色々悩んだ末,A君と同じ2千円の商品を買いました。」選べるものが1つしかないため,決めざるを得なかったA君と,3つの中から自分に合ったものを吟味したB君…同じ品物ではありますが,みなさんならA君B君どちらが自分にとって価値のある買い物をしたと考えますか?答えはB君であるとご理解頂けると思います。吟味できる選択肢が多いと,金額的価値が低くても,自分にとって大切なものになるという例え話です。
  選択肢を広げるためには、知識や経験という名の人生の貯金をしていかなくてはなりません。そして、その貯金を上手に使うためには正しいものの見方、考え方、行い方が身についている必要があると考えます。プレイルームに掲示してある保育目標にはこの「正しく」が掲げられており、その基礎を芽生えさせることが本園の保育方針に書かれてあります。
  さて、3月の徳目は「智慧希望(ちえきぼう)」「希望をもち、楽しく暮らそう」という意味です。「智慧」とは仏教用語ですが、どんな環境にあっても全てのものに光を見い出す力のことを言い、全ての人間に宿っているとされています。智慧があるから、どんなときでも周りに惑わされることなく、自分にとって大切なものを正しく見つけだし、何事にも希望をもって取り組めるのだと思います。
  人生において,たくさん貯金をしたいと考えられるようになるために、この「智慧」を早く自覚し、育てていくことが肝要です。本園の仏教保育の理念に基づいた情操教育を通して、子どもたちがこれから自らの意思でたくさん人生の貯金をし,自分の納得する人生を選び,歩んで行けること切に願います。(2015.3)